目次
1. はじめに
ジャンクジャーナルとは、自由な発想で紙や小物をコラージュし、独自のノートやアルバムを作るクラフトの一種です。新聞の切り抜き、スタンプ、シール、チケットなど、日常のあらゆる紙物が素材として活用され、作り手の個性が強く反映されます。
私自身、ジャンクジャーナルを長年趣味として続けていますが、完成品を見たり、昔の作品を見返すたびに、手作りならではの温かみや達成感を感じます。特に、一つひとつのページに思い出やその時々の気持ちが込められるため、日記のような使い方もできると思います。
この記事では、ジャンクジャーナルの魅力や基本的な始め方、私の実体験を交えながら、その奥深い世界を紹介します。あなたの趣味の一つとして取り入れるきっかけになれば嬉しいです。
2. ジャンクジャーナル作りに必要な材料と道具
- 2-1. ジャンクジャーナルの基本材料一覧
- 2-2. 初心者におすすめの道具と購入先
- 3-1. ジャンクジャーナルの基本的な構成を理解する
- 3-2. 初めて作るときの手順
- 3-3. 失敗しないためのコツ
- 4-1. 毎日のライフログとして使う
- 4-2. プレゼントや記念品として作るアイデア
- 4-3. SNSにアップして共有する楽しみ
- 5-1. 季節ごとのジャーナルテーマ例
- 5-2. カラーパレットを活用したアート感あるデザイン
- 5-3. スクラップブックとの違いを活かしたアプローチ
- 6-1. 初心者でもうまく作れる?
- 6-2. どれくらい費用がかかる?
- 6-3. 作り終わった後の保管方法
- 7-2. ぜひあなたもジャンクジャーナルを始めてみよう
2-1. ジャンクジャーナルの基本材料一覧
ジャンクジャーナルを作るためには、いくつかの基本材料が必要です。まず、手帳やノートを準備します。紙をたくさん貼り付けるので、膨らみを考慮して、ゆとりのあるものがおすすめです。自分の好きなサイズやデザインを選びましょう。
次に、家にあるものを活用するアイデアです。レシート、古雑誌、包装紙、ポストカード、なんかの付録でついてきたシールなど、捨てがちなものを素材にすることで、ユニークなページが作れます。これらはジャンクジャーナルにぴったりです。
さらに、デコレーションアイテムも重要です。折り紙、ステッカー、リボン、レースなどを使って、ページに華やかさや個性を加えましょう。こうしたアイテムがあれば、どんな素材も魅力的に変身します。
2-2. 初心者におすすめの道具と購入先
ジャンクジャーナル作りには、初心者でも扱いやすい道具があります。まず、100均で手に入る便利なアイテムを紹介します。
- ハサミ:細かい部分を切るのに必須。使いやすいものを選びましょう。
- 両面テープ:貼り付け作業に便利。強力で手軽に使えます。
- グルーガン:しっかりとした接着が必要な時に重宝します。
- マスキングテープ:デコレーションにも使えるおしゃれなアイテムです。
- スタンプやインク:ページに個性を加えるのに最適です。
これらはすべて100均で手に入るので、まずは少しずつ集めて試してみてください。初心者でも十分にジャンクジャーナルを楽しめます。
3. 初心者向け!ジャンクジャーナルの作り方

3-1. ジャンクジャーナルの基本的な構成を理解する
ジャンクジャーナルとは、自由な発想で素材を組み合わせて作る手作りノートのこと。決まったルールはなく、思い思いのデザインを楽しめますが、基本の構成を知るとスムーズに制作できます。
3-1-1. 表紙の作り方
表紙はジャンクジャーナルの「顔」となる部分。厚紙や布、レースなどを使い、テーマに合わせてデコレーションしましょう。リボンやタグを付けて開け閉めしやすくするのもおすすめです。
3-1-2. 中身のレイアウトの基本
中身はページごとに素材やレイアウトを変えて個性を出します。紙の種類(クラフト紙、封筒、チケットなど)や色、スタンプや手書き文字を組み合わせることで、見た目も楽しいノートに仕上がります。
3-2. 初めて作るときの手順
ジャンクジャーナル作りは準備から始まります。以下の手順で進めると、初心者でも迷わず作れます。
3-2-1. 素材を集める
紙や布、シール、切手、写真、雑誌の切り抜きなど、使いたい素材を集めましょう。思いがけない素材が良いアクセントになることもあります。
3-2-2. テーマを決める
季節や好きな色、旅行記、日常の思い出など、ジャンクジャーナル全体のテーマを決めると制作がスムーズに。テーマに沿った素材を選びやすくなります。
3-2-3. ページを作成する
テーマと素材が決まったら、実際にページを作っていきます。素材の配置や重ね方を工夫しながら、自分だけのストーリーを形にしましょう。
3-2-4. デコレーションのポイント
スタンプや手書き文字、ドライフラワーなどでアクセントを加えると、より味わい深い作品に。過度にならず、バランスを見ながら装飾しましょう。
3-3. 失敗しないためのコツ
ジャンクジャーナルは自由な創作ですが、以下のポイントに気をつけるとより満足のいく作品になります。
- まずは完璧を目指さず、気軽に楽しむこと
- 素材の色や質感のバランスを意識する
- ページが厚くなりすぎないように注意する
- 時間をかけすぎず、思い切って作る
4. ジャンクジャーナルの楽しみ方

ジャンクジャーナルは「作って終わり」ではありません。作ったあとの楽しみ方を知ることで、より愛着のある一冊になります。
ここでは、ジャンクジャーナルのおすすめの使い方を3つご紹介します。
4-1. 毎日のライフログとして使う
ジャンクジャーナルは、日記帳やライフログノートとしてぴったりです。
今日の出来事や心に残ったことを、写真やチケット、手書きのメモと一緒に貼りつければ、かけがえのない思い出の記録になります。
特別な日だけでなく、コンビニのおやつの包装紙やカフェのレシートなど、何気ない日常も素材になります。あとから見返したときに、その瞬間の気持ちや空気感までよみがえるのが、ジャンクジャーナルならではの魅力です。
4-2. プレゼントや記念品として作るアイデア
ジャンクジャーナルは、世界にひとつだけの贈り物にもなります。
友達の誕生日、家族の記念日、カップルの思い出アルバムなど、相手の好きな色やモチーフを取り入れたジャーナルは、手作りならではの温かさがあります。
旅行の思い出やメッセージカードを添えて、小さな冊子として贈れば、心のこもったギフトとして喜ばれること間違いなしです。
4-3. SNSにアップして共有する楽しみ
作ったジャンクジャーナルは、InstagramやPinterestなどのSNSにアップして、他のクラフト好きと繋がるのも楽しみのひとつ。
「#ジャンクジャーナル」や「#junkjournal」のタグで検索すれば、国内外の作品がたくさん見つかり、インスピレーションにもなります。
人に見てもらうことでモチベーションも上がり、自分の表現の幅がどんどん広がっていきます。
5. ジャンクジャーナルのアイデア集
ジャンクジャーナルは自由な表現が魅力のクラフト作品。けれど「何から始めたらいいかわからない…」という人も多いはず。
この記事では、季節感、色、表現方法という3つの切り口から、ジャンクジャーナルのアイデアを紹介します。
5-1. 季節ごとのジャーナルテーマ例
四季に合わせてテーマを変えると、作る楽しさが倍増します。素材も季節に合わせると統一感が出て、見返す楽しみも増えます。
- 春:桜の花びら、パステルカラー、出会いやはじまりをテーマに。花柄ペーパーや入学・新生活にまつわる小物がぴったり。
- 夏:青・白・黄色を使った爽やかなカラー。海・花火・お祭り・旅行の思い出などを写真やチケットで記録。
- 秋:紅葉、ハロウィン、読書、栗やかぼちゃなど。クラフト紙や落ち葉モチーフでナチュラルな質感に。
- 冬:雪・クリスマス・年末年始。キラキラしたパーツや、ココアやこたつなど温もりを感じる素材も◎
季節に沿ったテーマでジャーナルを作ることで、年ごとの思い出アルバムにもなります。
5-2. カラーパレットを活用したアート感あるデザイン
見た目に統一感があるジャンクジャーナルを作りたいなら、「カラーパレット」を意識するのがおすすめです。
たとえば:
- モノトーンでシックにまとめる:黒・グレー・白の紙とインクで大人っぽい仕上がりに。
- ビビッドカラーで元気な印象に:赤・黄・ピンクなどポップな素材で遊び心のあるデザインに。
- アースカラーでナチュラルに:ベージュ・カーキ・ブラウンで温かみと落ち着きのある印象に。
素材やペン、シールも色を揃えるだけでぐっと垢抜けた印象になります。「色から決める」だけで、デザインの幅が広がります。
5-3. スクラップブックとの違いを活かしたアプローチ
よく混同されがちですが、ジャンクジャーナルは「スクラップブック」とは目的もスタイルも異なります。
スクラップブック | ジャンクジャーナル |
---|---|
写真や記録中心 | アートやコラージュ中心 |
キレイに整理 | ラフで自由な表現 |
アルバムに近い | 手帳や作品に近い |
この違いを活かして、「きれいに残す」より「自分らしさを出す」ことを意識してみましょう。破れた紙や不ぞろいな素材、日常のごみすらも、アートとして再解釈できるのがジャンクジャーナルの魅力です。
6. よくある質問
「ジャンクジャーナルを始めてみたいけど不安…」
そんな方のために、よくある3つの質問にお答えします。これを読めば、始める前のモヤモヤがきっとスッキリするはず!
6-1. 初心者でもうまく作れる?
もちろん、初心者でも大丈夫です!
ジャンクジャーナルは「きれいに作ること」よりも「自分らしく楽しむこと」が一番の魅力。
最初はチラシや封筒、使い終わったノートの切れ端など、身近なもので十分です。失敗を恐れず、自由に貼ったり描いたりしてみましょう。SNSで他の人の作品を見ると、インスピレーションも得られます。
ポイント:
- 完璧を目指さない
- 小さなテーマから始める(例:1日の出来事だけ)
- 素材を3〜4種類に絞るとごちゃつきにくい
6-2. どれくらい費用がかかる?
費用は、実はほとんどかけなくてもOK!
おしゃれな紙や装飾アイテムを買いそろえると、1,000〜3,000円程度はかかることもありますが、身の回りにある不要なものを再利用すればほぼゼロ円で始められます。
たとえば:
- 雑誌やフリーペーパーの切り抜き
- お菓子の包み紙、レシート、チケット
- いらなくなった包装紙やポストカード
100円ショップでも、マスキングテープやクラフト紙が手に入るので、コスパ良く楽しめます。
6-3. 作り終わった後の保管方法
せっかく作ったジャンクジャーナルは、できるだけきれいに保存したいですよね。おすすめの保管方法はこちらです:
- ボックスに入れて立てて保管(倒れたり潰れにくい)
- 防湿・防虫対策をする(紙素材が多いため)
- 定期的にページを開いて空気に触れさせる
また、写真を撮ってデジタルでも記録しておくと、あとから振り返りやすく、SNSへの投稿にも活用できます。
7. おわりに
7-1. ジャンクジャーナルがもたらす喜び
ジャンクジャーナルは、ただの紙遊びではありません。
日常の中に埋もれがちな「好きなこと」「自分らしさ」「思い出」を、一冊の中に自由に閉じ込めることができる、とてもパーソナルな表現手段です。
忙しい毎日の中で、手を動かしながら自分と向き合う時間。
ページをめくれば、そこにはあなたの感性や心の軌跡がそのまま残っています。
完成したときの達成感。
見返したときの懐かしさ。
誰かとシェアしたときの共感や驚き。
ジャンクジャーナルは、静かだけれど確かな「喜び」を日常に運んでくれる存在です。
7-2. ぜひあなたもジャンクジャーナルを始めてみよう
難しい知識や高価な道具は必要ありません。
封筒ひとつ、マスキングテープひとつでも、あなたらしいページは作れます。
「今日は何か残してみようかな」
そんな気持ちから始めれば、自然とジャンクジャーナルの世界が広がっていきます。
もしこの記事が、少しでもあなたの「やってみたい!」という気持ちに火をつけられたなら嬉しいです。
ぜひ、あなただけのジャンクジャーナルを作ってみてください。
その一冊には、きっと今よりもっと好きな“自分”が詰まっているはずです。